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コンパ、それは80年代後半バブル時代のムーブメントのひとつだ!

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百戦錬磨の合コンマスターは僕の親友

 

神戸のバンドマン時代、平日の夜は仕事だった。合コン、コンパ・・・・参加するまではそんな言葉さえも僕の中では認識してはいなかった。テレビドラマの影響もあり、学生からサラリーマンからたちまち時代のトレンドになっていたのに気づかないままで過ごしていた。神戸の仕事が一段落して、その後はエキストラで週3、4ペースの仕事になったので親友Oからの誘いもあり、コンパに参加するようになった。 そして、コンパを通して人生を違う角度で捉えられることが出来たし、話術もそこで養われた気がする。親友Oはその時、すでに彼は百戦錬磨の特攻隊長で兵、合コンMASTERであった。

僕たちのレギュラーメンバーは4人と補欠1人。勿論、マスターはレギュラーで進行係である。進行係が約2名、と言うよりかはトークで全体を回わすことが出来る人間のこと、後は合コンアドバンス、男前キャラ、無口キャラ、いじられキャラ(補欠)など自然と役割が決められていた。いじられキャラがいない時は合コンアドバンスをいじっていた。本当は合コンアドバンス自身、進行係になりたかったんだが、そうはOと僕はそうさせなかった。 Oが僕を誘ったのもアドバンスが役不足だったためでもあったのだ。アドバンスは僕のことが煙たかったのだ・・・・そうキライだった・・・

僕は所謂その進行係のうちの1人としてのタスクを遂行し勤め上げた。

より多くの女子と出会うための努力とは?

 

始めたころは普通のコンパであったが、より多くの女子と出会うにはどうすれば良いかを無い知恵を搾り出し、そして反省会にて僕らなりの答えをいくつか導き出したのだ。

普通のコンパはその日のうちにあわよくば、ねんごろに持っていくと言うポリシーで開催している男子が殆どだと思うが、その日のうちに仲間の誰がお目当ての女子に健全な精神を宿した雄としての目的を達成してしまうと、そのグループのコネクションは終わってしまうのだ。したがって、その日に最大のその目標を達成してならない!などと言うルールを設けた。他のルールは以下の通りだ。

両隣の女子の電話番号は好みでなくても必ず聞かなければならない。偏った人だけに聞くのではなく、女の子全員に聞くので印象は悪くないし、コンパ参加女子としては誰にでも聞かれないよりも、

たとえそれが好み男子ではなくとも聞かれるほうが嬉しいのではないかと推測した。

そして偏った相手と長時間話してはいけない!・・・なるべくみんなで同じトピックで話す。 必ず、一次会で終わらす。一次会で終わらせる理由は飽きさせない、つまり楽しい!もっと遊びたい!と言う気持ちのときに切り上げる、と女子は又遊びたくなるのであると勝手に推測した。

お疲れ様の電話をいれる。これはあくまでも爽やかに!ねちっこく話すのではなく、

明くる日の夜に 「昨日はお疲れさん!楽しかったよ!又遊びましょう、また連絡します!」この5つのセンテンスだけを伝えるのだ!これも好印象を与えると勝手に憶測した・・・

そして、電話番号をきいた女子から新たな女子をセットさせるようにもって行く。

これは違う仲間でコンパしても良い。

 

 

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モテないやつの会話は女子にとっては果てしなくつまらないのだ

 

モテないヤツは女子の反応を悟らずに自分の得意分野をやたら話す。

つまり鈍感なのだ。アピールをするポイントをはき違い自分のことだけを話し、自分が話すことは相手も楽しいと思っているのである。その内容を聞くと実につまらないものが多く、興味の無い人間にとしては聞くに堪えないものがある。 基本的に色んなトピックを提示し、食いついたトピックを広げていくのが常套手段である。しかし、どんな女子でも食いつくのが恋愛話だ。そして彼女たちの心の開かせる第一段階は女子に話させて聞いてあげることなのだ。

僕の場合、テンション高すぎてマシンガントークで自ら玉砕が常であった・・・・・

 

コネクションを途絶えさすな!マルチ商法に見習え!そしてコスト削減!

 

新たな女子のコネクションができたなら、最初のコンパで知り合ったお目当ての女子にアプローチが掛けられる。つまり三段階を踏んでから、はじめて自分なりのアプローチができる。マルチ商法で言う「孫」 ができてからである。その孫ができてくると週に何回もコンパの予定が入る。週3,4回のコンパに参加することは高給取りではない僕らの資金繰りが大変になる。

コストを削減する為にいつも同じ食べ放題の見放題の店を選んだ。

基本は男性2580円女性1580円の店で、狡いまねかもしれないが、店にはその値段を伏せてもらい僕たちがコンパする人、即ちコンパーとして生き残るために止むを得なく女子からは一律3000円徴収した。非常にならねばならなかった・・・・当時は携帯などがなかった為に記念になる写真は別に使い捨てカメラを持参しなければならなかった。心が痛む思いであったが、そしてそのカメラで写真を撮って一枚20円で現像して女子にチャッカリ50円で売った。

その僅かな収益は次のコンパ予算の一部として運用されたのだった。

それでも差し引きマイナス、つまり赤字だが、そのぐらいの出費は中間層の意識の目先のことに固執する若者にとって、金銭ダメージは差ほどではない。少ないコストの中で多くの女子と出会い、ある程度、理性を持って、よりたくさんの女子とセクシャルな関係に持って行くかが、大事なのである。

 

意外性で虜にさせる!また遊びたいと思わせる絶え間ないサービス精神

 

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2回目のコンパは予想と違うものを彼女たちに提供する。

野外でバーべQとかだがリクレーションが楽しいのである。大人数のときはねるとん紅鯨団のコピー、小人数のときは様々なゲーム・・・・

5人5人のチームに別れ、5つあるシュークリームの中にカラシをひとつだけ入れる。

それにあたった人は悟られないように我慢しながら食べて相手チームがそれをあてる 被害者は誰だゲーム、叩いてかぶってじゃんけんポン!ジェスチャーゲームなどそのために僕らは拡声器から現場ヘルメットま用意した。お泊りコンパなどもやった。

 

モテる男は何かが違う!それは先天的なものと、経験で培われたものだ!

 

しかし、やはり女の子の人気を取るのはいつも同じやつ、僕の親友のOだった。顔的には絶世の男前ではないが、背が高くスマートでお洒落、金に汚くなく、女子の容姿関係なく誰にでもやさしい、離婚経験あり!そして僕の次に面白い!!・・・僕が彼よりの面白いことを言ってもどう頑張ろうとも、最後においしいところは津波のように全部さらって行くのである。モテる男は先天的な何かをもっているのである。彼はセクシャル的なターゲットには、どこまで行っても強気でそしてやさしい・・・・

彼が女の子に対して悪意を持って悪口やキツイことを言っても悪く取られないことがしばしばある。

逆に綺麗な女子は今までの人生でそんなことを言われたことがないのでOのことが気になって来る。最終的には恋愛感情に発展していく。こういう人は男女関係無く好印象をもたれる。 彼がオープンキッチンの商売を始めたときも、客にボロクソにいっても、その客は喜び、そして彼にまた会い来る。これが人徳なのだ!!

しかし、皮肉にも本当に惚れた女にはそれほど上手くはいかない。

もし僕が彼と同じようなことを言えばストレートにそれが伝わり、人によれば凄まじい顔をして応戦してくる二度と会いたくないと言われるのだ!!

マイナスからのスタートは伸びしろが多いのだ!!・・・・・・・????

 

 

以心伝心とは売れない漫才師になるのか?

 

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彼としたコンパの中で印象に残るひとつは2対2のコンパ 相手の女の子は所謂イケてる女であった。 垂水に良いカフェバーがあると聞いて前の週に下見をしてメニューなどもチェック済みでのぞんだ。

この二人は僕らの本命だった。 親友の親父が入院していた為、僕が彼をそこでピックアップして神戸で彼女たちをピックアップして明石のドライブも兼ねた予定だった。病院でOに会って驚愕した!!

彼は黒のポロシャツに大きいチェックのバギーパンツ、ファーブル昆虫記みたいな帽子だった。おまけに靴はローファーと思いきやリボンタッセルであった。 いつも一緒に居るせいか、以心伝心、心が通っていると言うのか、みごとに僕のファッションと合致していた・・・これじゃ、安もんのうれない漫才師じゃないか!と彼にすごんだが着替えに帰る時間もなかったので新人漫才師として神戸に向かった。彼女に会っていきなり僕らのいでたちを大笑いされた・・・・・漫才師としてのつかみはOKだった。

本来はお笑いの舞台ではなく、男と女の筋書きの無い舞台に立たなくてはならない。

僕と親友Oとは小学校のときからの友達だ、そのお洒落なカフェバーで洒落たカクテルに値段はそれなりで見た目はおいしそうな料理を嗜む、雰囲気良好、恋の予感、お互いにさりげなく良いところを言い合って彼女たちに好印象を与える。これは筋書きがあり、Oと僕は事前に稽古を何度も済ませていた。

好感触でそのダブルデートを終え、後日お互い2ショットで攻撃した。

デートに誘ったが距離感を縮めることは終始できなかった。

食いつきが悪いし、Oのことを聞いてくる・・・薄々感じてはいたが

彼女たち2人ともOのことが好きだった。やっぱりそうかい!!!僕は心の中で100回それを唱えた・・・

僕はステージが違っていたようだった・・・・

お笑いの舞台のままだった・・・・こんな感じでいつもOには敵わなかった。

 

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