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せやかて.COM

せやかて、ブログ、書いてみたかってんもん

長期旅行 ネパール 編

Daveちゃんの回顧録

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 赤飯 を炊いてください・・・・・!

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山のルーティングのひとつにアルファベットのMからはじまるあの植物を見つけては摘み、乾燥させてそれを夜飯の後でたしなんだ。 山ではそれを見つけて収穫ことは難しくない・・・そのいつものルーティングをいれながらも無事アンナプルナの外院にある宿場ゴレパニに到着、やれやれと思った矢先、疲れの為か、なんとなく体調が悪くなってきた。今度は高山病に類ではなさそうだが、兎に角、何か可笑しい、体の違和感を覚えながらもシャワーを浴びた。体を洗い流して、ふと下を見るとピンク色の泡が流れている・・・・石鹸は白なのに・・・泡が途切れるとそのピンク色は鮮やかな赤にかわった。そして、赤い原因を確かめた。確かに自分の体から流れていた・・・・・太ももから伝う赤い鮮血をみて、思わず女言葉で「始まったのかしら・・・・?」と言ったと同時に自分の性別も再確認した。自分は男だったよな!?・・・赤飯を炊かなくても良いよね!!? が、しかしこれは何だ!原因は違和感があったケツのできもの、つまり痔が破裂し出血したのだった。日々の蓄積していた疲れとお尻の環境は不清潔だたのでせいであろうか雑菌が入り化膿しメンスのような事態に陥ってしまった。 悪いものを少し出したせいなのか、少し体調は回復したように思えた。

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大阪人 はどこでも馴れ馴れしいのだ!

 

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晩飯を食べに宿の食堂に行ったとき、僕らに何の遠慮も無く、関西弁で声を掛けてきた一人の日本人がいた。大阪に育った人間はこの行為は極めて普通で、土足で他人のプライベートに踏み込む、この行為は何の違和感もなくテリトリーを犯している認識も無いし、そもそも自分のテリトリーもクソもないのだ。日本の中で、どこへ行っても敬遠され、特殊な人種扱いされ、特定の地域の人に蔑まれてしまう彼は僕らと同じ悲しき大阪人だった! 彼は仕事をやめて一人でアジアを周っているようだった。 大阪人に会ったのが嬉しいのか饒舌に話をし出した。と言うか自慢話だった。 アンナプルナの外院を猛スピードで 周ったと言ってはタムズアップをする、色んな情報の受け売りの押し売り、大安売り、「是非!どこどこに行ってください!!とても良いです!!」と言った後にタムズアップ・・・鼻につくヤツだ!! 「そうなんだ・・・いつ行った?」 「行ったことありません、でも聞いた話ですけど、いいですよ!!」と言ってはタムズアップ、胸糞悪い!!「なんじゃそら?」・・・と行ったことの無い所も行ったことがあるかのような口ぶりで進められる。したことも無い体験をさもしたことがあるかのように、本で読んだことをそのまま自分が言ったかのように・・・・ 僕はこういう類の人間は嫌いだ。 人に聞いた話や本で読んだことを受け売りで当たり前のように自信を持って人に話す。 別に人に聞いた話や本が良くないと言っているのではないが、参考にするレベルで100パーセント信じることは出来ないし、そうはしたくない。 自分自身がホントに体験し感じたことは誰もそれを否定はできないのだ。 たとえば自分が不味いと思っているラーメンを他人が食べておいしいと言われても、感じたこと否定できないと思っている。 十人十色、それぞれ感じるポイントは違うと昔からそう思っていた。 中学のときの国語の試験で作者の意向や考えを問われたとき、自分なりの想像力を働かせて自分なりに面白おかしく答えたが、その回答が気に入らなかったのかどうか、教師に真っ向から否定されて、点数はもらえなかった。 そんなものはすべての読み手次第ではないか!その答案に対して零点をつけられ、それから、すべての先生に対して疑問と不信感を抱いたのだった。 映画もそうだけど、小説も作者の意図とは関係なく対象者により捕らえ方は様々でそれが健全で自然なことで、

万人に受けるものなどは存在しないのだ。 基準を設けて評価しないとならない意向は分からなくないが、感覚を問うこのケースはナンセンスで意味の無いことだ! 考えなどを統一することに何か悪い意味での共産主義的で想像力を欠落させる人間形成しているようで、酷く嫌悪感を覚えていた。人は先生と言う立場の人間に対して無条件に信用する傾向にあると思う。所謂、その権威や権力に従う傾向がある、たとえ、くだらない人間でであっても、先生の響きが人々に影響力を与えて本質を見極めることができなくさせる。 だから先生と言われるすべて人を厚い心のフィルターに透して、まず、疑って掛かる性格になってしまったのだった。 日本で先生と呼ばれる人は、政治家、医者、教師など、この類の人はカスタマーから金を貰い、尚且つ、ありがとうを言われるような特殊な職業である。 そして関わる人の態度に対して相手と自分自身の間に優劣をつけてしまう恐れのある職業なのだ。 人は早い話が肩書きに弱いのである。 皮肉にも今僕は日本語の先生なのだが・・・・・TEACHERのほうが、しっくりくる、僕は商売人だから生徒からお金をもらったら、いつもありがとうを言っている・・・話を戻しますが、明日になって、歩き始めると、その大阪人にも二度と会うことは無いだろうし、面倒くさい感じだったが、我慢して聞いてやった。そして、この実のならない話を適当な早い時間に切り上げて、その日は就寝した。

 

他人の重大な事態において対処を求められる

 

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朝起きると、あの大阪人が・・・・コイツは腹が立つヤツなので実名を書くことにする。 そのヨコカワが僕らのほうに足を引きずって来た。 昨夜、足を具合が悪いのは聞いていたが、酷い形相で歩くことができないから助けてくれと訴えてきた。「そんなもん知らん!」と言って低調にお断りをしようとしたが、ヨコカワの足を見たら2倍近く膨れ上がって見たことも無いような足になっていた!化膿している!!思わず半笑いでヨコカワに「バチがあたたんだ!下山はあきらめて切断しろ!!」と言ってやったヨコカワは世界で10番以内に入る情けない顔で「たすけて~おねがい・・・・ま・・・・す・・・」と言った。抗生剤の軟膏は持っていたが、あの足を見た限りは僅かな抗生剤で済む段階ではないことは明らかだ。 ヨコカワは大阪人であの性格だし、僕たち以外に助けてやる人間に会う確立は少ないと考えた。しばらくヨコカワいびりながらどうするかを考えた・・・やはり、放っておく訳には行かず、旅は道ずれ世は情けと言う言葉があるが、情けを掛けてしまったのだ。 僕のケツの調子も悪いし早く医者に見せたいし、タトパニで温泉につかることは今回、断念して下山してヨコガワ病院まで連れて行くことにした。  ヨコカワはもう自分で歩くことはできない・・・・どうすれば良いか、その辺の山の民に知恵を貸してもらった。 ポーターを雇って背負わせて下山せよ!と・・・・・ガリガリたとはいえ相手は50キロ以上ある人間だ。 それも荷物のように安定していないので体感は50キロ以上になるのに違いない。たとえ、雇ったとしてももそんなことができるのか??! しかし、ビリーオーシャンに似たポーターが一人いた、名前はキスナー。 値段の交渉もMとやってあげた。ヨコカワは思った通りけち臭いことばかり言うのである。 ご飯は自分を運ぶポーターのギャラのとは別なか、 キスナーの宿泊代はなど・・・呆れた、ポーターがーいなかったらヨコカワは下山できない、点滴か何かで抗生物質をいずれにしても摂取しないといけないが、山ではそれは望めない。これはもう、わずかな金の問題ではないのにも関わらず細かいことを僕たちに言って来る。 これもお門違いだ!自分で交渉しろ!と言ってやったが 馬鹿に言ってもしょうがないと思ってやさしい僕らはしぶしぶ助けてやった。

 

つまらないことは気にするが、肝心なことは気にしない

 

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そして、下山が始まる。ゴレパニからフェディまでは2日で歩ける距離だが・・・キスナーは人を運ぶ用として籠のようなリュックを持参した。つまりこういう事例はヨコカワが始めてはないのだろう。 キスナーは愛想もよく僕が思うにナイスガイだ!辛そうなときも弱音もはがずに歩き続けた。多分これはポーターとしての意識の高さの表れなんだろう、自分からは休むとは言わなかった。 自分を助けてくれいる人を気にもかず、あの背負われた馬鹿もんは、嬉しそうにはしゃいでテンション高めだで足をぶらぶら、まるで3歳児がブランコで遊んでいる光景だ。すれ違うトレッカーにあのタムズアップをしながら「ハーロー!!」・・・ トレカーたちにどうしたのかと尋ねられた。説明を聞き終わるとトレーカーはヨコカワ見て呆れて横に何度か振り、僕たちにgood luckと言う言葉を投げかけてくれた。バカはキスナーのご飯代を出すのもしぶしぶで、歩いている間の水分補給もさせてやらない。 キスナーに僕たちが水を買って補給させていた。 ヨコカワの持っていた荷物もキスナーの負担を軽減させてあげる為にM分け合ってと僕らが持ってあげていたが、Mはヨコカワの水筒をMのリュックにぶら下げていた。休憩のときMは岩にもたれたとき、ヨコカワはやんわりと言ったつもりだったのが「もたれたら水筒が傷つきます。もたれないで下さいよ~」と言ったとき、僕らの逆鱗にふれた! 江戸時代であれば切り捨てご免だが、この馬鹿を成敗してやらないと言う何か正義感のようなスイッチが入ったと体裁よく言いたいが、僕は人間ができていないので、唯爆発した。腹に溜まったも憎悪にもにた物をぶちまけていってやった。そして、日に日にデカくなる足を見て「切断する」と言う言葉をヤツに何度も洗脳するかのように訴え続けた。

 

スイスナイフ が医療用器具 に変わるとき

 

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Mも相当腹が立っていた。、ヨコカワに「少しでもその醜くなった足の膿を出さねば腐敗が進む、今からオペをする!!いいか!?」と根拠は無いことを言い出した。 勿論、Mは手術経験も無い、医師免許も持っていない現場で働く労働者だ。 Mは何度かヨコカワの肩を軽く叩き、「腐敗が進むぞ、いいのか?」と言い、説得する。僕も同調し説得する。「膿をだしたほうがいい!」 疾患している足のそばを指で軽く弾いた。  ヨコカワは・・・・・仕方なく頷いた。 Mはにんまりした。 これは我等が何度もヤツ海馬に訴えかけ、「切断」と言う二文字が長期記憶に刻み込まれた証拠なのだと理解した。 Mは僕の方を見た。 そして僕らはお互いに悪魔が乗り移ったかのように軽く笑みを浮かべ浅く頷きあった。 患者ヨコカワに対しての緊急膿だしオペが始まる・・・・出頭医はスイスナイフという緊急医療器具の持ち主Mだ。僕は看護士兼、オーディエンスだ。 そして、Mは自分の持っていたスイスナイフを軽くライターで炙った。 良心的だ!!僕だったら水筒の水かミネラルヲーターで済ますだろう・・・と言うか自分のナイフは使わず、そのへんの針金でやるかもしれない。 ここではその針金を入手することも困難なんだが、差し詰めナイフの代わりになりそうな石を探して初オペに臨むかもしれない。 Mの右手にさっきまでスイスナイフと呼んでいたメス、そして左手にはティシュを3枚ぐらいグルグルにまとめた物を指の先で摘まんでいる。

僕は両手に予備のテッシュを摘んでいる。キラリと光るメスの先端で赤く膨らんでいる部分を注意深く、そして慎重についた!!!「わぁー」僕らは飛び上がった・・・・そしt、その作業場からすこし位置を変えた。赤くそして黄緑した膿が大量に四方八方に飛び散ったのだ・・・・出頭医は「はい、オペ終了!!気持ちわるい!後はトイレットペーパーかなんかで押さえて置くこと!」とバカに言い放した。僕は摘んでいた予備のティシュを投げ渡して「押さえて置くこと!!」と言った。医学的に良かったかどか、オペは成功かどうか知ったこっちゃ無いが、僕らの気分はこのネパールの天気のように少し晴れやかになったのだった。

 

 

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