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長期旅行 インド編 南インド

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隣人の行ったことが現実になった

 

これは警察のガサだ。踏み込まれるとヤバイ・・ドアを開けないわけには行かない・・・・中にいた日本人たちは慌てふためいている。現物を持っていたヤツたちは思い思いにその処理を試みている・・・・食べるやつや、自分いる半径40cmの間を行ったり来たりするやつ、窓の外にブツを捨てる奴も居た、こんな光景を高校に時に男子便所で見たことがある・・・・そして停学・・・しかし、この状況はそのレベルではない、その程度では済まされない、麻薬を使用所持なのだから!!仕方なくドアを開けると4,5人の私服警官が入ってきた。警察手帳らしきものを見せたがそれが本物かどうか分からないが、下手なことはできない心の中であの怖い映画ミッドナイトエクスプレスを思い出した。 一人の警官が窓の外にあったジョイントを発見した。「what is this?」 「i dont know」 警官たちは今からお前たちを連行する!!」と言った感じのことをあの強いインドなまりの英語で言われて緊張感が走った。心の中で一瞬、あの怖い映画ミッドナイトエクスプレスを思い出した。ヤバイ・・・・捕まる!!!捕まったて監獄に入れられたらもう終わりだ!!何十年もこんなインドのような場所で懲役を食らっては日本人として、いや人間としての尊厳を失ってしまう恐れがある。それだけは何としても食い止めねばならない!!!多分、そこにいた全員がそう思った。通常物が見つかった事態でわっぱをはめられて連行ということなのだが一向にわっぱを掛ける気配を感じられない。「take you to jail  ok?」 連呼するだけで他の警官も落ち着き無くウロチョロしているだけだ。 彼らの態度を見て目的は別にあると誰もが思った。 そして英語が堪能な一人が口火を切った。 「do you have another way not to go to the jail?…  Money??」 部屋にいた日本人たちは半分土下座しながらで「プリーズ」を連呼した。そして頭を下げながら口々に日本語をつぶやいている「このクソインド人」 「バカインド人」 反省している表情で上手く「プリーズやアイムソーリ」を入れながら罵倒している。 傍から見ると滑稽であったがここは正念場だ!!笑ってはいけない・・・・ 

警官の一人がそのオファーに対している一瞬考えているふりをした。そして、仕方なく合意したような態度で金額を提示してきた・・・英語の堪能なその日本人は「デスカント プリーズ」と同時に残りの日本人はまたもや反省している表情で「プリーズ」を入れながら罵倒する。結局提示額の半分まで値切ることができたのだ。一人頭日本円で700円ほどだったように記憶している。 警察官の仕事を全うしても一銭も入ってこない ここらの警官はこうやって小遣い稼ぎをしのぎとしているのだ。 そんな低額で監獄行きを阻止できるのであればスリルある面白い経験ができたとそのときは思ったが、これはたまたまラッキーで実際に捕まってしまったとしたら、と思うと怖い・・・・・軽率な行動は控えなければと肝に銘じたのだった。

 

 ゴアを去るって白タクで・・・・

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ゴアの予定滞在期間がきた・・・あのクリームパンと別れるのは辛い、後ろ髪を惹かれる思いで、面白エピソードができたゴアの浜辺の村を後にした。

南下してとりあえずコーチンまで行こうと鉄道を利用することにしたが、待てど、暮らせど予定の時刻になっても乗るはずの列車は来ないのだ・・・ギターを弾きながらのんびり待っているとインド人が集まってきた。ちょっとしたライブの始まりだ。インド人たちはあれやこれやとリクエストしてくる。 洋楽は分かるがインド音楽のリクエストはお答えできん!!と言う具合に時間を潰していたが、良く聴いてみると事故で何時列車は来るか分からないというではないか・・・・駅で野宿するのも嫌だしゴアに引き返すのも嫌だと迷っていると二人ずれの小さなタイコを持ったドイツ人が僕にマンガロールに行けば列車に乗れるそうだなのでタクシーで一緒に行かないかと申し出てきた。そして、すでにドライバーと交渉していると・・・・安く済ましたいので同乗するメンバーを募っていた。一人で長距離をタクシーで行くなら不安だが何人かの旅行者と一緒なら安心だ。おまけに185cmはあるデンマーク人のでかい女も同乗する。僕はOKと言ったがタクシーは正規のタクシーではなく所謂白タクであった。 インド人ドライバー独りと旅行者4人でインドの国産車アンバサダーに乗り込む・・・・5人はなかなかきついものがあったが、駅で野宿よりましだ。でかい女は前に乗り、日本にとっての大戦の同盟国はインドもそうなのだが三国同盟の2国の人間が後ろに陣取った。ドイツ兵は「インド人は信用!!」僕は「ごもっともだ!」と心の中でつぶやいた・・・そして彼は続けた・・・「もしドライバーが何かしたら俺が頭を押さえるからお前らはできるだけ殴れ」対インド人作戦を告げてきた。インドではインド人が信用できない為に、こうやって旅行者同士で共同戦線をはり、仲良くなっていくのだった。