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せやかて.COM

せやかて、ブログ、書いてみたかってんもん

日本語教師として3

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ジャパニーズブレーンに・・・・

日本語教師になってまだ一年に満たない。

教えることは基本的に面白いが同時に難しさも感じる。

どうすれば、生徒たちが向上するか?なぜ定着しないのか?と考えたりもする。

やはり、日本語は他の言語に比べて特殊だと感じる。

僕もそうだったが。英語に慣れるとき語順を身につけるのに時間がかった。

関係代名詞を付けていく長い文は特に・・・・・

動詞を言ったらもう完結した気になって後が続かなかった。

彼らもたぶんそうだと思う。

タイ語と英語は語順が似ていて関係代名詞が後でくっついて行く。

英語は上手なんだが・・・・

彼らは修飾した文を言うと動詞を言った気になって

最後に言うのをついつい忘れてしまう。

憶測だが・・・・・

つまり、脳はタイ語で考えている。

頭の中でトランスレートしているうちは反応も遅く、文を運用するときも勘違いを起こやすい。

媒介後を使うことは教え手には楽なことだが反って運用することや単語のコアの部分もの間違えを誘発させる物なのかなと感じている。

ランさん

ランさんはエカマイで高級寿司店を経営していて、

僕がプライベートで初めて取った生徒だ。

彼の店の客単価はナント!2000バーツから2500バーツ!

タイにおいては破格な値段設定でお客は所謂セレブ!!

大会社の社長やそのご子息、レコード会社の社長、元首相の甥や俳優など・・・・

貧乏人とは縁の無い種類の人間だ。

ランさんは日本で職人として働いた経験はなかったし、最初僕は少しそれに対して、

もしかして・・・なんちゃって寿司なのか?行って食べるまではそう思っていた。

しかし、驚いたことに寿司に対してかなりの知識があり、こだわりも研究心も一流だった。彼のにぎりは江戸前でシャリには酸味が強い赤酢が使われ硬めに炊いてある。

巻きのシャリは関西風で甘めで柔らかめ・・・・

僕も以前、料理人の一人であったが、関東と関西の違いを彼、タイ人によって始めて知らされるとは思いもよらなかった。

関西人の僕にとって正直言って味は自分好みではない、それに魚を熟成させているらしいのだがそれが臭みを帯びていて少し気になった。

しかしタイ人がここまで日本を愛し、寿司を愛し、それに対して日本語も含め、

日々勉強していることに感動をおぼえた。

 

前置きは長くなったが彼が正に動詞を忘れてしまうのだ!

彼は5年シカゴで勉強していた。

英語は堪能だからついつい文法を頭の中で翻訳してしまう。

つまり、タイ語か英語で考えているのである・・・・

なるべく例文を多く出してその意味に近づけて文の意味を理解してもらおうとするが、最終的には彼は辞書に頼ってしまう。

人それぞれに勉強のやり方は違うのだが、やはりすべて辞書に頼るのは

とても危険で、長い目で見れば間違って覚える原因になりかねない。

現に日本で言う習慣はCUSTOMだけの意味ではないが、みんなの日本語(タイバージョン)という教科書にはその意味でしか掲載されていないようだ。

 

そこに意思がある生徒には教え甲斐があるし、自分自身のスキルの向上にも繋がる。

ランさんは長く付き合えそうな唯一のタイ人だ。

彼は金や物に対して欲と言う物が感じられない。

セレブ相手に商売しているのに着ている服はいつも同じで、グレーのTシャツに普通のズボン、時計はしてないし、車もベンツではなく小さな日本車、

金は必要以上に興味ないと言う・・・・

寿司が握れる仕事ができて、年に2回ぐらい日本に行ければ幸せと言う・・・・

だから信用できる!今まで日本を含め会った人間の多くはそうではなかった。

物の本質を見ず上っ面だけでその価値を決め、金や物に執着し、人を利用するような人間が多かった。彼は何も持って無い僕のことを見下したりしていないのだ。

井の中の蛙

外国に出たことのないタイ人曰く・・・・

タイ語が流暢でない人間には日本語は教えられない!!!という・・・・

僕からしてみれば、彼らは狭い視野の持ち主なのだ。

僕は媒介語を使わず日本語を教えるダイレクト法を習っている!!!・・・・

と言っても理解しない。

僕曰く・・・・・・

もし、アメリカで英語を言葉を習うときタイ人だからと言ってタイ語で教えるか?

タイ語を話せる先生なんて殆どいない!!!・・・・

と言っても理解を示さないのだ。

自分の短い物差しで物を測り、物の良し悪しを決める。

許容範囲にないことは認めない。

そんな無知で視野の狭い人たちと話すことは時間の無駄だ。

今では意見されても許容範囲の狭い人間には反論はしなくなった。

否定から入ってくる人と話しても理解や納得をさせることはおそらく無理だから・・・

エミリー

彼女のコースが終わり、やれやれと思いきや、また僕から日本語を習い始めた。

僕の中では彼女はもう習わないと思っていたから意外であった。

彼女も僕が英語で話すので、どうしてもても簡単な言葉さえ定着しない。

僕が日本語だけ話すと態度がおかしくなる,

時には今は英語の授業だ!!と怒り出す。非常に困ったものだ。

兎に角、日本語を話す時間を多くもって、

少しでも定着させようとひとつのセンテンスを教えた。

何々は日本語でなんですか?である。

CARは日本語で自動車です・・・・しかし単語はまだ良かったんだが・・・

Please Speakは日本語で何ですかと聞かれた。

て形(日本語教育にて、てを使って活用する時そう呼ばれる)

を使わないといけない・・・・

話してください・・・と伝えた。・・・・

その時、彼女の頭の中には何万個のクエスチョンマークが湧き出ていたのに違いなかった。

話すという動詞に”てください”がくっつく、”話します” ”話しました”は理解できるが、

それと話してはイコールでは結べない。

僕が動詞は活用されるんだと説明した。

それには上一段や下一段などの活用の仕方を覚えなくてはならないと・・・・

日本語教育に於いて、その分け方は1、2、3と言うグループで表現されるのだが・・・・

Understand???Emily Maybe not I guess,….

だからこそ、日本語だけで授業を受けた方が良いと・・・・

本気で上達したいのなら・・・・・

どれだけ僕の意向が伝わったか分からないが・・・・・・

此れを機に日本語に対して少しでも 面白さを見出してくれれば・・・・・と思う。

プーンとチーター

DJとジェダイの授業が無くなって気分的に良くなったのも束の間

恐怖のプーンとチーター出現!!

彼らも兄妹で一時間ずつの授業で習おうとする意思は1ミリも感じられない。

だから子供は嫌だ!といたのに・・・・お金の為。しかたがない。

授業中彼らに自分自身のプライド的な何かを削られていくようで・・・・

大人としての自信が失われていく・・・・

自分も子供の時そうだった。彼らよりも僕のほうが態度は悪かった。

だから、彼らの気持ちや振舞いは解る。

インターナショナルスクールに入れられ、やりたくも無い勉強を学校以外でも何時間もさせられている。

意思のないところには成長などは決してしない。 

嫌々している日本語は上達なんてまず無い!!

 

こっちが話しかけても、携帯をいじって無視したりする。お手上げだ!!

プーンは無視したらと思ったら、急に大声で奇声を発する。

”法定伝染病にかかっているのか?お前は?”と僕は日本語で呟く・・・・・

しかし、何かフラストレーションが溜まっているのかも・・・・?

そして、発散させてあげようと思い、自分にパンチやキックをさせてやった。

僕は空手を10年近くやっていたので基本の突きや蹴りは教えられる。

簡単にストレートとジャブ、回し蹴りを教えて何十回と蹴らせたた。

プーンは汗びっしょりだ・・・・OK!此れでいける!!と思った。

空手を通して日本語を少しずつ教えよう。彼の溜まった鬱憤も晴らせるし、

その丸々とした体型も変えられるかもしれない。

僕も退屈な時間も回避できるグッドアイデアだ!! 

つきはステップの仕方!!!

しかし、チーターは難しい・・・・彼女は女の子だ、空手には興味は無い・・

何を言っても無視するのが彼女の基本姿勢だ!

この先、重く、空虚な1時間を毎週過ごす僕の決心はまだつかない・・・・・

まいちゃん

彼女のニックネームは英語のMINDだ。

タイ人のニックネームには英語のものも沢山ある。

・・・・・JOYとかGOLFとかBANKもそうだ。

ゴルフはあの紳士のスポーツのゴルフ・・・・バンクは銀行・・・・ちょっと面白い。

マインドと言う響きはなんとなく可愛くない。

Dまで発音してしまうと大阪弁のまいどに聞こえるので

あえて日本にも多い名前で“まい”と呼ぶようにした。

“まい“だったら漢字もかけるし!!と彼女に伝えたら躊躇無く受け入れられた。

と言うのも彼女は日本フリークで主に漫画好き!!

日本で一番行きたいところは有名な観光地ではなく秋葉原らしい・・・・・

時々タイでコスプレのイベントなんかにも参加しているようだ。

彼女も頭が良く、飲み込みが早い。

日本のアニメをDVDやパソコンで見て日本語を聞いているので発音も良い。

何と言っても素直で非常にやり易い。こういう生徒はこちらも上達させてあげようと普段以上熱心に教えてしまう。

おまけに彼女の母親は僕に色んなものを差し入れてくれるのである。

とてもありがたい・・・・

殆どがOKで食べられるものだが、中にはどうしても食べられないもある。

それでも異国の地で良くしてもらえるのは嬉しくありがたいものだ。

どうか大学に入っても辞めないでくれと願うばかりだ。