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長期旅行 ネパール 編

 赤飯 を炊いてください・・・・・!

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山のルーティングのひとつにアルファベットのMからはじまるあの植物を見つけては摘み、乾燥させてそれを夜飯の後でたしなんだ。 山ではそれを見つけて収穫ことは難しくない・・・そのいつものルーティングをいれながらも無事アンナプルナの外院にある宿場ゴレパニに到着、やれやれと思った矢先、疲れの為か、なんとなく体調が悪くなってきた。今度は高山病に類ではなさそうだが、兎に角、何か可笑しい、体の違和感を覚えながらもシャワーを浴びた。体を洗い流して、ふと下を見るとピンク色の泡が流れている・・・・石鹸は白なのに・・・泡が途切れるとそのピンク色は鮮やかな赤にかわった。そして、赤い原因を確かめた。確かに自分の体から流れていた・・・・・太ももから伝う赤い鮮血をみて、思わず女言葉で「始まったのかしら・・・・?」と言ったと同時に自分の性別も再確認した。自分は男だったよな!?・・・赤飯を炊かなくても良いよね!!? が、しかしこれは何だ!原因は違和感があったケツのできもの、つまり痔が破裂し出血したのだった。日々の蓄積していた疲れとお尻の環境は不清潔だたのでせいであろうか雑菌が入り化膿しメンスのような事態に陥ってしまった。 悪いものを少し出したせいなのか、少し体調は回復したように思えた。

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長期旅行 ネパール 編

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味わったことの無い達成感と感動

外に出ると光と影のギャプが激しすぎるせいなのか、信じられない空の青さに出会った。

日の光が雪に反射して眩しい。

BCまでそんなに時間は掛からないが山の天気は変わりやすいのでいつものルーティングを変えて早い時間にアンナプルナのBCを目指した。途中、また、頭痛を感じてきた・・・ここに着て高山病か!?と思ったが少し下山してまた登ると言うことを何度か繰り返した後、頭痛は何処かに消えた。

そのうちに約5日の日数を要して富士山頂より高い海抜4000mのBCに到達した。

絶景であった!!

今まで目標を決めてこれといって、やり遂げたことが無い僕にとって感じたことの無い達成感と充実感!!このほんの小さなミッションだが、僕の中で確実に少し何かが変えられたと感じ、来て良かったとも思った。

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長期旅行 ネパール 編

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人類の発展と後退を考える

日が落ちて電灯ではなくロウソクの光で夜を過ごす生活は新鮮で、わくわくした気持ちにさせられた。そのロウソクの日を見てこの山での生活を便利さと照らし合わせた。 便利さ、つまりテクノロジーの発展は豊かさ与えてくれると同時に人間の生態形や思考を変えて行ったように感じた。

80年代に発展国である日本で生きていた僕にとって、ここネパールには物質的な豊かさという代物など微塵も感じられない。 貧困で極めて基本的な人間のサイクルの中で素朴な楽しみを見出し、それを幸せの1つと考えているように見えた。

家族をつくり、子孫繁栄、親から子へ、子から孫へと受け継がれて行く教えや文化情報はすべてにおいて口伝え・・・・情報がそれだから選択肢も少ない。

したがって迷ったり悩んだりすることは情報が多い場所に生きている人間よりも多くはないだろうと推測された。

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長期旅行 ネパール 編

約一週間の行程!いざ登山!!??

ヒマラヤトレッキングといっても気持ち的には軽装備のハイキングにちょっと毛が生えた感じで。六甲山に一週間続けて登るぐらいの感覚だと思っていた。 アンナプルナのベースキャンプまでの山歩き・・・・・しかし、準備不足や自己管理不足で一緒にいくメンバーに山で迷惑は掛けられない。

出発する何ヶ月も前から、近くの山を登り、ヒマラヤトレッキングに備え自主トレーニングを重ねておいた。メンバーの大切な時間と金を偶発的であっても僕自身の管理不足による都合に使わせてはならないと言う心情が働いていた。トラブルが起こっても放って置いてく先を進んでくれ!と言っていたのだった。

一日でパーミットができ、いよいよアンナプルナの内院にアタック!まず、ポカラからバスで登山口であるフェディまで行く、そこから自力で登っていく。バスは明らかに定員オーバーになっていてもまだ、どんどん客を乗せていく。

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長期旅行 ネパール 編

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カトマンズに裏切られた!

10日あまりのバンコク滞在を終え、TGでカトマンズに飛んだ。ドンムアンからカトマンズまでのフライトは3時間半、空の旅は快適であった。 どれがどの山かは認識できないが、窓からヒマラヤの山々が臨むことができた。着陸後、カトマンズの空港は「これがその国の空の玄関である国際空港なのか? これはまるで大阪の八尾空港ではないか! 東京で言う調布飛行場ではないか!愛知県で言う小牧飛場・・・・・」  しかしながら、抱いていた発展途上国のイメージと合致し、何か安心したと同時に少し不安感も覚えた。 つまり、その国の空の玄関口である場所が殺風景で過ぎで、インナーナショナルエアーポートとしてこれと言って設備は何も無い、そんな国に来てしまったのだ・・・・・降り立った空港の周りには牧草地のようで、まばらに牛が草を食していた。 開発途上国のその何も無い長閑さと不便さは自分の中に新しい感覚を植え付けてくれるのではと期待を寄せていた。そして素朴さに触れ、その汚れた心が洗い流しててくれるのではないかと考えていた。 何かが自分を変えてくれる、誰かが何かをしてくれると言う期待の真意・・・・自然に来たり、流れの中で出会ったりするものではなく、こちらこら求めて何かを得ようとすること打算なのである。 それが良いか悪いかはさておき、確かにここは自分が求めていた場所、そして、冒険心を駆り立てられる所だと感じていた。 日本語も何も通じない、日本食も、ハンバーガーも食べられないであろうと、信じていた。 

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